地図を理解できる男性は乙女心も理解できちゃう?

女性っていうのは、「空間処理能力」が男性ほど長けていない、という話をどこかで聞いた。よく女性がこんなことを話すのを耳にする。「私って方向音痴だからさぁ」「地図とかって本当理解不能」。俺にとっては信じられない。今の時代、道に迷うことなんて人生くらいだろう。車での移動だって、カーナビがある。駅前で迷うって言っても、道のあちこちに地図が貼ってある。しかもだ。最近のスマートフォンは便利この上ない。GPS機能で自分がどこにいるのか、すぐにわかってしまうのだ。こんな時代に道に迷うほうが不思議だと思っていた。しかし、女性は平気で道に迷う。先日も道に迷っている女性に遭遇した。年齢は40歳くらいだろうか。住宅地が密集しているため、景色に個性がないといえば個性がない。彼女は地図を片手に右往左往していた。さすがに俺はかわいそうだと思って声を掛けた。「どうしました?」

「あぁ、すいません。ちょっと娘の家に行くつもりが迷ってしまって」「ちょっと地図を拝見してもいいですか?」「はい」俺はすぐに理解した。彼女は今どこにいるかもわからないみたいだし、京都の街のような「碁盤の目状」じゃない街は理解不能のようだった。「この道を道なりに進んでもらって、Y字になったら右に。さらに三番目の角を右に行けば大丈夫ですよ」「まぁ、親切にありがとう」しかし、俺は知っていた。今の説明でさえ彼女は理解できていないことを。「二分もかからないですし、俺、一緒に行きますよ」結局そうなった。40歳くらい女性ならこうも行くのだが、若い女性は変に警戒心が強くて困る。道に迷っているのに行き先を教えてくれないのだ。「今、どこにいるのかだけ教えてくれますか?」

うわ、出た、可愛くない子だ。「ここだよ」「ありがとうございます」そう言って逃げるようにその場を去る。でも、すぐ去ったら余計迷子になるじゃないか。個人情報に重きを置くのもいいけど、もう少し人の親切を大事にしてほしいなと思う。道案内で恋愛に発展するケースがあるんだったら、ぜひ教えてもらいたい。